振袖は、着物単体の柄や色味はもちろん大切ですが帯・帯締め・帯揚げ・伊達衿・半衿などの小物たちもトータルコーディネートにおける重要な役割をしており、これらの小物をうまく組み合わせることで、振袖姿がより美しく引き立ちます。
・帯締め…着物の帯を留めるための装飾的なアイテムです。帯締めは帯を結ぶ際に使用され、帯をしっかりと留めるだけでなく、着物の装いを引き締め、アクセントとしても機能します。
・帯揚げ…振袖や着物の帯を引き上げて、帯の美しい結び目を強調するための布地です。帯揚げは帯と共に使われ、帯の上部に巻きつけて結び目を美しく見せる役割を果たします。
・伊達衿…着物の襟元を装飾するための衿飾りです。伊達衿は通常、着物の衿の外側に取り付けられ、着物のデザインや季節によって異なる素材や柄のものが選ばれます。
・着物の衿の部分だけを装飾します。多くは絹や綿などの素材で作られ、刺繍や染め、プリントなどの技法で装飾されることがあります。
本日は、このような小物たちの様々なコーディネートをご紹介いたします♪
①古典柄
クリーム色で毬の柄が特徴的な古典柄のお着物です。全て優しい色味で揃えることでふんわりとした上品なイメージにすることができます。
同じお着物ですが、こちらのコーディネートでははっきりとした色味の小物を使用しています。深みのある紺色の伊達襟をもってくることでお顔立ちをハッキリと見せ少しシャープな印象を与えてくれます。
②レトロ柄
柄の数が少し少なめのからし色がきれいなお着物です。振袖の柄自体はとても古典的で古き良き伝統を感じられるお着物ですが、あえて小物たちもシンプルなものを使用し、色数を増やさないことで全体的にまとまりレトロな印象を与えてくれます。お草履ではなくあえてブーツを合わせてあげるのもイマドキでおしゃれです!
同じくからし色のお着物です。半衿と帯を黒色にすることで少しシックでクールなコーディネートにすることもできます!
③洋柄
バラの柄が特徴的なお振袖です。帯の柄を花柄ではなくストライプなどの柄の物を合わせる事で振袖の柄を引き立てています。振袖の色数が少ないようであれば小物たちも同じ色を使用していくことで全体がまとまるコーディネートが完成します。写真のようにポイントで相性のいい色をどこかに一か所だけ入れることで少し上級者向けのコーディネートが完成します。
こちらのお着物は白地に紫のお花の柄が特徴です。小物は全て黒色をベースにして紫もいれることでかなりかっこいいコーディネートに仕上がっています。その中で伊達衿のみ金色にしていただくことでお顔映りを華やかにしてくれる効果がありますね!
いかがだったでしょうか?お着物の柄で使用されている色を小物でも使用することが素敵なコーディネートにできるポイントです♪小物の合わせ方ひとつで全体の雰囲気をかえることができるため、これから成人式の方はぜひ試してみてください😊